福島県助産師会 母子支援事業 相馬助産所(福島県相馬市)
震災後、家に籠ってばかりのママが多く、「ママ友がほしい、他のママさんたちと一緒にリフレッシュしたい」という要望が強かったので、昨年9月から「ベビーとママのリフレッシュ体操」のサロン活動を月2~3回のペースで開催し、親子体操・ママのリフレッシュ体操・ベビーマッサージなどを行っています。
また子育て中、何が起こるかわからないので、乳児が罹りやすい病気や注意点の小勉強会、シリーズ化した救命救急士による緊急時の対処法の実技講習なども組み入れて、あっという間のひと時を過ごしています。
口コミだけなのに回を重ねるごとに参加人数が増え、笑顔の数も増えてきています。そんな中で、ママたちが一緒に楽しく子育てしていこうという連帯感ができ、「HaPPy MaMa」という自主的なサークルができました。また、卒業しても繋がっていたい・体操を続けたいという要望にこたえ、今後「ハイハイ・あんよちゃんの親子体操」のコースも作っていきたいと思っています。
昨年から多くの温かい心や支援に支えられてここまできましたが、相馬地区のママができるだけ安心して楽しく子育てができるように頑張っていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。
助産師 宮原 けい子
活動報告
2017.3.06 住友生命 第10回未来を強くする子育てプロジェクト「スミセイ震災復興応援特別賞」を受賞!
住友生命 第10回未来を強くする子育てプロジェクト「スミセイ震災復興応援特別賞」を受賞!
「相馬助産所」代表:宮原けい子さまが受賞されました。淡い新緑のお着物を着て派手やかに登場。おめでとうございます!!!
2013.03.15 産経新聞に掲載されました
「福島で子育てを」未来のために決断…
福島県の産科医療は厳しい状況下にある。もともと震災前の福島県は人口10万人当たりの産婦人科医の数は全国ワースト2。震災によって、家庭の事情などで福島を去る医師もいたため、医師不足は深刻化。
相馬市内で出産できるのは開業医のクリニック1カ所だけ。医師からは「何かあったときに対応できる病院は近くにない。いわき市か郡山市に行くことになる」と告げられた。福島市に行くとしても車で1時間以上かかる。
それでも故郷を離れるという選択肢はない。「震災で大事なものを失った。だからこそ、家族一緒の時間を大切にしたい」
大切に育てたいという気持ちに、住んでいる地域は関係ない。「この子供たちが、福島の未来なんです」(宮原さん)
2013.02.09 魔除けの赤鬼
この写真(右手)は、”魔除けの赤鬼”です。心身ともに健康であってほしいとの願いを込めて、福島県相馬市の助産師の宮原さんが折ったもので、節分にあわせてサロンで配りました。
現地の皆さんは玄関に飾ります。