岩手県助産師による復興支援「まんまる」の活動(岩手県花巻市)
平成24年4月「釜石サロン」
「まんまる」はサロン活動を軸にした岩手県広域沿岸地域の母子対象のサロン活動です。サロン対象地区は、久慈・宮古・大槌・釜石・遠野・花巻の沿岸を中心にした各地域で、月に2~3度の頻度で各場所でのサロン活動を行っています。岩手県助産師会の「まんまる」チームの助産師が、各地域へ出向き、2~3時間の茶話会を企画。赤ちゃんの体重測定やハンドマッサージコーナー、支援物資の配布等を行いながら、地域のママたちがホッとできる場所つくりを提供しています。
東日本大震災で、住む場所を変わらざるを得なかった女性たちもたくさんいる中、新しい地域での情報交換、地域のママたちとの交流、そして真の復興を目指すものとして、ママたちの笑顔がでる場が増えるようにと、活動を続けています。今後もまんまるサロンを通し、県内の女性たちとつながっていきたいと思います。
助産師 佐藤 美代子
活動報告
2014.10.01 「いわて助産師による復興支援まんまる」facebookを立ち上げました
2014.09.17 「ご支援いただいた皆様へ」
いわて助産師による復興支援まんまる 代表佐藤です。
震災当時、5か月の娘をおんぶしながら、何か出来る支援は無いかと奔走を続けた日から、早くも3年半が経ちました。内陸に住む、助産師たちが出来る復興支援として、始めたのは岩手県を毎回200キロ以上かけて移動して行う「まんまるサロン」スタッフは朝から、お菓子作りをし、車で2時間かけて沿岸のママへ会うために、出発します。
その移動手段で大事な車。代表佐藤の車は、元々の走行距離に加え、震災後の過酷な道路を走り続けました。新しい車を、と考えていた矢先に、大きなチャレンジをいたしました。
そのチャレンジは成功し、
皆様にご支援いただいた Readyfor での、寄付から「トヨタ ノア」の中古車を無事に購入できました。
現在、まんまるはスタート当時のスタッフに加え、被災したママ当事者も仲間になり、内陸と沿岸を行き来しております。あの時に生まれた子も3歳。元気にまんまるカーに乗って、父母の故郷である沿岸へ行き、サロンに参加するちびっこスタッフとして活躍中。
これからは、「大変」「辛い」だけではなかく、「わくわく」「楽しい」「ゆったり」そんな気持ちでサロンを行い、ママと助産師をつなげていく活動を続けていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
今後も応援よろしくお願いします
写真は納車後初めてサロンに向かった時の様子です。(遠野サロン:2014.9.16)
2014.03.28 READYFORプロジェクトが成立しました!
当プロジェクトが無事に成立しました!これもひとえにご支援いただいた皆様のおかげです。本当に本当にありがとうございます。
まんまる及びジェスペールスタッフ一同、心よりお礼を申し上げます。皆様からいただいたご支援を活かすべく、今後も岩手での子育て支援に邁進してまいります。ご支援いただいた皆様には、後日個別にお礼等のご連絡をさせていただきます。
今後も、まんまる及びジェスペールの活動を暖かく見守っていただきますようお願いいたします。
達成金額は 2,628,000円となりました。
READYFOR2013.08.25 「まんまるサロン」が岩手日報で紹介されました
『2011年9月から「まんまるプロジェクト」がスタートした。佐藤さんと、北上市の助産師、八重樫重子さん、千田優子さん、同市の栄養士八重樫優美さんが中心となり、被災地のほか、沿岸から内陸に移り住んだ妊産婦らを対象に遠野、花巻でも無料のサロンを開催している。
サロンの参加者は被災者に限らない。「夫や子育てを手伝っていたおばあちゃん、妊婦だった友達を亡くした人もいる。話を聞くとみんな傷ついたり、影響を受けている」からだ。
「人と人とのつながりがあるからこそ続けられる。ママが気になったことを相談に来る場所を提供し続けたい」。そう語る佐藤さんのまなざしには、母親たちの「独りじゃない」というエールが込められている。』
8月25日 岩手日報を見る(pdf)2013.07.16 遠野まんまるサロンのようす
7/16 遠野のまんまるサロンに同行させていただきました。 前日までは肌寒くどんより天気でしたが、サロン当日は快晴!梅雨の湿気も相まって蒸し暑い日になりました。
10時開始を待たずして早くも4組の母子が集まっていました。
みなさん集まったのを見計らって、佐藤助産師からお母さんへ順番に自己紹介。お母さん同士のコミュニケーションが計れるように配慮されていました。天気がよかったおかげで、17組の母子が参加されていました。赤ちゃんの古着の提供や「アレルギーのお子さんでも食べられるように」と千田助産師が持参したお菓子が提供されました。お菓子は千田助産師が毎回手作りしてくるそうです。このお菓子を目当てにくるお子さんもいるようですよ。
愛宕倉庫株式会社 様から寄贈頂きました、エタノールジェルも提供されていました。
数名のお母さんからお話を聞くことが出来ました。
『遠野が地元ではありませんので、まんまるサロンでママ友や知り合いが出来て大変ありがたいです。今後もまんまるサロンが続いてくれることを願っています。もう少し回数を増やして頂きたいです。』
『二人の育児に日々泣かされています(笑)でも子供には癒やされています。2ヶ月に一度のまんまるサロンをとても楽しみにしています。もっと回数が沢山あればいいと思っています。
サロンでは、普段接しない人と会える事がメリットですね。助産師さんからもっと子育てについて話を聞きたいです。子供を見ながらで大変ですが、心が安まり癒やされます。まんまるサロンはずっと続けて欲しいです。』
今回、お母さん、助産師さんからいろいろとお話を伺いました。今、現地では「育児サポート」、「安らぎ、癒やしの提供」、「お母さんのメンタルサポート」が必要と感じました。特に印象的だったのは、佐藤助産師が「ここは気になるお母さんが数名いるので、ロングスパンになっても継続して来なくてはならないんです!」と言っていた事でした。3.11以降、家族、ご夫婦が離ればなれになったり、見知らぬ土地で子育てをしなくてはならなくなったり、様々な事情のもと今日の生活に追われています。このような方たちが不安を抱えて生活している事、そしてその方たちをしっかり見つめている助産師さんがいることを知って下さい。
ジェスペール 広報
2013.05.07 ハハトコ東北プロジェクトHP掲載
2013.04.22 ご支援いただいている皆様へ
4月5日花巻「沿岸ママ&グランマお茶会」、4月9日大槌子育て支援センター にて「こまむ・どぉる」をママたちにお渡しました。そのときの写真とメッセージはこちら
私たち助産師も大変感謝しております。
【ありがとう。メッセージ】(クリックで拡大)
2012.10.16 いずみ助産院のHPが完成しました
岩手県花巻市で活動している佐藤美代子さんのいずみ助産院のHPが完成しました。
「いのちが沸く、おっぱいが沸く、いのちが沸く。そんな泉のような存在でありたい。ひとりで悩まずお気軽にご相談ください。」
2012.10.14 「まんまるまつり」報告
先日行われた「まんまるまつり」の様子の報告です。
10月14日日曜日 お天気に恵まれました。
年に一度の「まんまるまつり」は「まんまるサロン」立ち上げのきっかけの一つ、月に1度の北上さくらホールでの「助産師によるママ&プレママ応援サロン まんまるお月さま」主催です。
来場者は約150人!皆様ありがとうございます!
特に地元もママだけではなく、釜石のママが来てくれたのは感激しました~。
ありがとう~。
実は午後にはほとんどのお客さんがいなくなってしまい、残念でしたが、とってもいいお話でしたよ。
トークタイムのゲストは、
・荒木さん:石巻 ベビースマイル 代表
・小野寺さん:宮古市 わははの会 代表
・吉田さん:元大船渡市 (元) こそだてシップ 有志
・コーディネーターは蛎崎さん:助産師会
皆様から、ご自身の被災時の体験から、活動の立ち上げの様子、活動の様子、これからの活動の様子、そして防災についてなど、いろんな話がでました。
本当に遠い中、来てくださって貴重なお話をしてくださったことに感謝です。
まんまるまつり、今年で3回目ですが、初めて会場が変わりました。
スタッフが足りずに、ご迷惑をおかけすることがあったかもしれませんが無事に終了し、皆様に感謝です!
ありがとうございました~!!
会場はこんな雰囲気でした
一番人気の駄菓子やさん(笑)
こちらはおいものせなかさんのミニ講座
こちらは雫石の「スミレノ」さん美味しいスイーツがたくさんでした
こちらは羊毛を使った雑貨や布ナプキン講座を担当してくださった「honey工房」さん
お昼は「岡本正子さんのレシピを使用した限定ワンプレーとランチ」岡本正子さんの新刊にも同じレシピあります~
私は授乳服「モーハウス」さんとスリング「北極しろくま堂」の出品しました
午前中の目玉講座
「誕生学講座」の様子
午後の目玉は
「まんまるサロンの窓から~トークタイム&カフェタイム~」