こそだてシップのこと(岩手県大船渡、陸前高田市)
NPO法人こそだてシップ は、昨年の10月被災当地で開設した、有志助産師の任意団体です。 災害弱者となった妊婦さんや、生後から一歳前後迄の母子を対象としたサロンを開いています。毎月2回5時間程度、お茶と軽食付き、出入り自由などと、ママが集まり易いサロンにしています。
畳敷きの会場は、赤ちゃんの体重測定コーナー、ママのハンドマッサージ、お茶っこコーナーなどがあり、自由にそして時にはイベントも楽しめます。抱っこボランティアに赤ちゃんを預けて、ママ友とゆっくりお話もできます。賑やかな会場に、初めて参加したママは圧倒されるほどで、皆さんリフレッシュして帰って行かれます。最近はお兄ちゃん、お姉ちゃんも増え、スタッフは汗をかきながらお相手をしているところです。
開設以来今年の5月まで、延べ557組の母子にご利用頂きました。元気な赤ちゃんとママたちの笑顔は、当被災地の希望です。
NPO法人こそだてシップ 代表 伊藤怜子
NPO法人こそだてシップ活動報告
2017.08.16 【告知】9月2日開催「乳幼児の防災&ママフェスタ」
岩手県で活動しているNPO法人こそだてシップが、防災への関心を深め、実践や支援ができ、楽しく学びあうつどい、「乳幼児の防災&ママフェスタ」を9月2日に開催します。
防災に関する講演や防災グッズ展示などを通じて知識を深められる一方、紙芝居やハンドマッサージなどの楽しいコーナーもありますので、ご家族皆で楽しく過ごすことができるイベントです。
大船渡市周辺にお住まいの方はぜひお越しください。
パンフレットを見る≪開催概要≫
- 日 時:平成29年9月2日(土)10時~15時
- 場 所:大船渡市市民文化会館
- 入場料:一家族につき300円(申込不要)
- 詳 細:こそだてシップ News!
2015.04.23 こそだてシップが河北新報(4月15日)に紹介されました
一行はNPO法人やまがた育児サークルランドが運営する「子育てランドあ~べ」を訪れた。
伊藤理事長は「おもちゃの置き方や母親の私物の管理方法など、参考になる点がたくさんあった。子どもを産み育てたい女性が、生き生きと暮らせる街にしたい」と話した。
2013.05.08 「大船渡市長より政策提言を求められる~助産師の視点を子育て政策に」
こそだてシップNPO認証式にて
平成25年5月8日、「こそだてシップ」が大船渡市よりNPO法人として認証され、その認証式が執り行われました。
当日は大船渡市役所で、戸田公明大船渡市長より、「こそだてシップ」代表の伊藤怜子助産師に認証する旨が伝えられ、震災以来、後方支援を続けてきたジェスペール代表の宗助産師も同席しました。
認証式の後、市長をはじめ、大船渡市役所の生活福祉部長、企画政策部長、係長も参加し、伊藤代表、宗代表と共に、今後の子育て政策の在り方につき懇談しました。
東北沿岸部は人口流出も顕著であり、今後この地域で生活する人々が暮らしやすく、特に小さい子供を抱える家族が定着し、その子がこの土地でまた子供を産み育てていこうという
気持ちになれるような市になっていかなければ、大船渡市の将来はないと、いう気持ちがひしひしと感じられました。
大船渡市役所は何代か前の市長が、庁舎を高台に建設することを主張し、海岸から離れた高台に立っています。そのため東北沿岸地区で津波の被害にあった市町村でありながら、震災直後から市の行政機能がすべてフル活用できました。しかし、従来この地域は高齢者が多いため、子育て支援よりも高齢者の対応に力を入れてきた現状があります。
しかし、将来被災地の復興を担うのは子ども達であることを痛感し、子育て支援に力を入れる必要性を強く感じています。
今回、日頃から妊産婦に接している助産師に、今後の子育て支援の具体策を提言してほしい、という戸田市長からの要望がありました。
今後ジェスペールはNPO法人こそだてシップと協働し、大船渡市に子育て政策の提言をしていく予定です。
日頃から、妊産婦さんに寄り添った活動をしている助産師だからこそできる提言をしていきます。
2013.05.07 ハハトコ東北プロジェクトHP掲載
2013.04.08 新規ママサロンオープン!オープニング記念イベント@大船渡
こそだてシップでは、ママサロンを4月から乳児クラスと幼児クラスに分けて、2部屋同時開催にしました。
ママサロンを卒業していたママ達が、幼児クラスでまた集えることになって、大変喜んでいただいたようです。
千趣会様 提供のブリザーブドフラワーも、ママ達が楽しめるようにプレゼントされました。
額入りのパズルは、新規サロン会場が少しでも明るくなるようにと、子ども達のために東京から作成して送りました。